つれづれ日記 —2015 9月—
NEW! 2015/09/30 <黒衣のイヴ展>
いや〜、描くのに一ヶ月を要しました、この絵。
9月は丸々費やした感じです!もちろん毎日朝から晩まで
描いてた訳じゃないけれど。
最近は一枚描くのに時間が掛かる!以前の倍くらい。
何故かと言うと、「宿す」とい事に興味が出てきたから。
昔は「抽象」の方向にアプローチしていて、描かれる対象
のキャラクターとか何とかは、結構どうでもいい感じだった。
対象は絵画空間の中の一要素くらいにしか考えていなかった。
でも最近はーこれを言うとちょっとクサいんだけどー魂を宿す
事に興味が出てきた。
要するに対象に「血を通わせる」と言うか。
ま、むしろ古典的な発想とも言えるんだけど、鑑賞者はやはり
そこを観るような気が。
ただ、あんまりソコに走り過ぎると「肖像画」になってしまい、
ドンドン写実の方に向かってしまいそう。
髪の毛一本一本、皺の一つ一つを描いて「どや!俺ってスキル
高いやろ!!」みたいな絵はイヤだしね。
対象に迫って「宿す」のだが、それは細密描写する事とは違う。
むしろ描写し過ぎると対象から離れて行ってしまう。
そこら辺の絶妙なバランスに注意しないと。
なのでやはり「写意」ですな〜。