つれづれ日記 ー2012 3月ー
NEW! 2012/03/25 <ギター男子>
毎月恒例「なかのZEROで絵を描く会」へ。
今回のモデルはギターを抱えた男子。
で、いつものボカシ(技法)に「線」を
加えてみようと、初めから考えていた。
実際に試してみたのだが、ついつい真面目
にデッサンしてしまい「固く」なった。
デッサンが正確=上手い。
という図式が現代でもあると思う。
一般の方は上手い方がいいじゃないか?と
思うのだろうが、この「上手い」が曲者で。
そういった絵は段々、退屈に感じてくる。
もっと感性で感じ取った「何か」をダイレクト
に支持体にブツケたいのだが、
なまじっかデッサン修行をした人は、
気を抜くと機械的にデッサンしちゃうんです。
ま、救いはモデルさんが(比較的)この絵を
気に入ってくれた事かな。
2012/03/20 <猫とわたし展>
「猫とわたし展」
のオープニングパーティーに参加してきた。
宇野亜喜良先生が「猫とわたし」というお題
を出し、それを皆で描くという主旨。
光栄(というか残酷?)にも、先生の隣に展示され、
作品の講評もしていただいた。
が、「いいですねぇ・・・色感もいいですねぇ・・・
まぁ、頑張って下さい」
と鷹揚に言われた。
コト細かな事は、もう仰らないですね。
ちなみに。
先生の絵(11万円)は初日に速攻で売れ、
私の絵(3万円)は、売れてません!
2012/03/19 <松井冬子>
先日「松井冬子」展を観に横浜美術館へ。
「痛み」を始点とし、恐怖、狂気、ナルシシズム、
性、生と死などをテーマに作品を制作してきた・・・
というフレコミと、印刷物で見る画像から「グロテスク」
な絵面を想像していたが、「きぬ絵」である故か、
原画はシットリとして、案外に上品だった。
そんなことより。
胸に迫るのは、あれだけの「質・量」だ!
結局「センスがある/無い」の問題ではなく
「執念」の有る無しだ!と思い知らされた。
果たして、自分にそんな執念があるのか?!
と思いながら、帰りの電車でスケッチした次第。